これでFAN3の全日程は終わりですが、もう1箇所、FabLab Keralaに向かいました。
FabLab Keralaは、Fabのスキルがビジネスに生きると確信し、政府がサポートして作られたLabです。実際に、ここFabLab KeralaでFabAcademyをローカライズした、FabAcademyXのプロルラムを開発中でした。
ラボは、アメリカから輸入した機材でぎっしりと埋まっており、機材、ソフトウェアだけでなく、木材や、電子部品、その他型取りの材料など、マテリアルのストックも非常に充実していました。
インドでは、今まさにMakerMoovementが盛り上がっており、FabAcademy2017の参加者数は、インドだけで43人参加しています。
興味深いことは、この43人の受講生の多くは、企業や個人、行政、財団などからスポンサーとして受講費をサポートしてもらって受講しているという点です。
それだけ、FabAcademyの卒業生に可能性と将来性を感じているのだろうと感じました。
12日〜17日という長い時間でしたが、インドの西海岸の3都市を渡りながら、それぞれのFabLabの取り組みを通して様々なことを感じました。
そして、適正技術、ビジネス、人材開発、教育。
これらの要素のバランスを少しづつ変えながら、それぞれのLabが工夫している姿を見ることができました。
ネットワークに参加するFabLabだけでなく、HackerSpace、MakerSpace、企業が、一丸となってインドを盛り上げようという熱を感じることができ、非常に意味深いイベントでした。
簡単ですが、FAN3の報告とさせていただきます。