今月のCinema Nightも、前回に引き続き「Objectified」の続きです。
お菓子をつまみながら、いつも通り気楽に翻訳してました。今回みんなで翻訳したのは、本編中盤で登場する、クリス・バングルさん、ヘラ・ヨンゲリウスさんのインタビューです。
クリス・バングルさんはカーデザイナーさん。どうも話によると、「カーデザイナー」は、一般的な「デザイナー」よりも強烈な個性と独特の感性を持った方が多いとか。実際、クリス・バングルさんの話は、「カーデザインと感性」について熱く語っていました。
ファッションショーでは、新作のスタイリッシュな服を美しいモデルさんが着てカッコよく歩く姿を見かけるものですが、クルマはモーターショーでも記者会見でも「停車」して展示されています。だからカーデザインは、単に良いデザインにするだけではなく、そのクルマの形だけで「走っている姿」がイメージできないといけないんだそう。なるほど、ものづくりに対する哲学的な側面を垣間見ました。さすがカーデザイナー。
ヘラ・ヨンゲリウスさんは、ソファーやikeaの花瓶等のファニチャーデザイン中心に活躍されている方。家族の中で受け継がれていくモノには思い出のレイヤーが重なっていくこと、だから彼女が手作り感のある素材を使ってデザインすること、等々語っていました。このへんの手作りに対する思いはとても僕達としても共感がもてるところでした。同じデザインチームの人達と議論している映像が映っていましたね。
今回も、参加者同士で思ったことや、訳についての議論があり、本編数分しか見ていないにも関わらずお腹いっぱいになりました。日本の中学英語だと、can=できる って強く教えこまれるので「可能性がある」っていう変換に脳が辿り着くのに時間がかかる・・・とか、レイヤー=コスプレイヤーの変換は是か非か・・・とか。ま、大体どうでもいい話(笑)が多いです。
来月のCinema Nightで扱う作品は今のところ未定でが、暫くObjectifiedのの翻訳が続いたので、ちょっと別の映画を間に挟んでみる予定です。