ワークショップ開催のお知らせ 「七夕ワークショップ in Hamamatsu」
来る6/29の日曜、「七夕ワークショップ in Hamamatsu」と題して、 「光る短冊」を作るワークショップを開催します。 レーザーカッターを使ってアクリル板を加工し、LEDとボタン電池を仕込んで、夜でも輝く短冊にしてしまいましょう。当日は笹も準備して、実際に飾ってみるところまでやります! どうしても叶えたい願い事がある方、ちょっと変わった短冊作りをしてみませんか? 日時:6月29日(日) 13:00〜16:00(予定) 場所:TAKE-SPACE 会費:1,000円 定員:6人程度 持物:(可能なら)ノートPC、ねがいごと ※材料はすべてTAKE-SPACEで準備します。 申込方法:takespacehamamatsu[at]gmail.comまで、参加希望とメールをお送り下さい。 ※今回のワークショップは、大阪のFabLab北加賀屋さんとの連動企画となっています。完成した作品は、翌週7/5(土)にFabLab北加賀屋で開催される「七夕ワークショップ in kitakagaya」の展示にも混ぜていただく予定です。 > http://fablabkitakagaya.org/ai1ec_event/tanabata/?instance_id ※なお今回、所長の竹村は欠席します。 当日はサポートスタッフ中心で運営していきます。 ぜひ、雑談など交えながらマッタリと楽しみましょう。 応募お待ちしております!
ElecNight 26th July
今日はElecNightと題して、WiiリモコンによるArduinoのI/O操作にチャレンジしました。 準備したのは、ArduinoMega、Sparkfun製USB Host Shield、PLANEX製Bluetooth ver2.1+EDR Microサイズ USBアダプタ、そしてWiiリモコンです。 実はこれ、既にサンプルコードがインターネット上に公開されているため、数週間前からそのコードを流用して準備を進めていた企画でした。ですが、ArduinoとShieldのピン対応がUNOとMegaとで違っていて、配線を変更する治具を作ったり、ネット上のサンプルコードが上手くコンパイルできなかったり、コンパイル出来ても原因不明のエラーが出たり。。。等々の数多くの紆余曲折に泣かされました。 しかし今日、やっとArduinoとWiiリモコンとの接続が完了、リモコン上のボタンでArduinoのIOピンに接続したLEDをONOFFできるようになりました。 これは先週のCraftNightで製作したハート型のLED埋め込みレジン。これ、Wiiリモコンで操作できるんです。ワークショップ間のコラボが図らずも実現。 次回はもっと動くものをリモコンで操作したいと思います!
7月12日 Cinema Night
今月のCinema Nightも、前回に引き続き「Objectified」の続きです。 お菓子をつまみながら、いつも通り気楽に翻訳してました。今回みんなで翻訳したのは、本編中盤で登場する、クリス・バングルさん、ヘラ・ヨンゲリウスさんのインタビューです。 クリス・バングルさんはカーデザイナーさん。どうも話によると、「カーデザイナー」は、一般的な「デザイナー」よりも強烈な個性と独特の感性を持った方が多いとか。実際、クリス・バングルさんの話は、「カーデザインと感性」について熱く語っていました。 ファッションショーでは、新作のスタイリッシュな服を美しいモデルさんが着てカッコよく歩く姿を見かけるものですが、クルマはモーターショーでも記者会見でも「停車」して展示されています。だからカーデザインは、単に良いデザインにするだけではなく、そのクルマの形だけで「走っている姿」がイメージできないといけないんだそう。なるほど、ものづくりに対する哲学的な側面を垣間見ました。さすがカーデザイナー。 ヘラ・ヨンゲリウスさんは、ソファーやikeaの花瓶等のファニチャーデザイン中心に活躍されている方。家族の中で受け継がれていくモノには思い出のレイヤーが重なっていくこと、だから彼女が手作り感のある素材を使ってデザインすること、等々語っていました。このへんの手作りに対する思いはとても僕達としても共感がもてるところでした。同じデザインチームの人達と議論している映像が映っていましたね。 今回も、参加者同士で思ったことや、訳についての議論があり、本編数分しか見ていないにも関わらずお腹いっぱいになりました。日本の中学英語だと、can=できる って強く教えこまれるので「可能性がある」っていう変換に脳が辿り着くのに時間がかかる・・・とか、レイヤー=コスプレイヤーの変換は是か非か・・・とか。ま、大体どうでもいい話(笑)が多いです。 来月のCinema Nightで扱う作品は今のところ未定でが、暫くObjectifiedのの翻訳が続いたので、ちょっと別の映画を間に挟んでみる予定です。
3Dプリンタ修理の報告
4月20日、以前からTAKE-SPACEにある、故障した3Dプリンタの修理を行いました。 これは、メンバーのIさんからお借りしている「LUNAVAST(ルナヴァースト)」というシリーズのうちの一機。 故障とはいっても、ノズルから材料漏れが起こる程度のもの。 別売りの交換ノズルを、Iさんが既に購入していただいていたので、 ノズルを新品にして、 TAKE-SPACE用3Dプリンタとして復活させることにしました。 ルナヴァーストの3Dプリンタは、「3Dプリンタで作られた部品を使った3Dプリンタ」で、構造は比較的単純。 そのため、プリントの質は決して良いものではなく、複雑な形の物体をプリントするには適していません。 しかしこれ、現状にしては超お手頃価格の3Dプリンタで、安い機種であれば5万円程度で購入することもできるんです。 「3Dプリンタとは何?」「どんなことができる?」という初心者の人には最適な機種です。 作業の様子を紹介します。 まずは交換ノズルの組立てから始めました。 ノズルの構造は簡単。 3Dプリントの材料フィラメントをステージ上へ吐出していくノズル、 ノズルを発熱させる抵抗器、 ノズルの熱を監視するサーミスタ、 抵抗とサーミスタをノズルに固定するブロック。 主にはこの4点ぐらいでした。 コントロールボードへ繋がる配線と接続するコネクタがこれ。 コネクタから伸びている線に、抵抗器をサーミスタをハンダ付けで取り付けます。 抵抗器は、ノズル固定ブロックの貫通穴に通してからハンダ付けして、 リード線とハンダに熱保護チューブとテープを巻いておきます。 こんな感じ。 このユニットにノズルを差し込み、フィラメントを送り込むためのモータに組み付けました。 これでノズルユニット全体が完成です。 さて、今度はこのノズルユニットを本体に取付けます。 ノズルユニットは、X軸駆動ベルトに直付けします。 1本のベルトの両端をノズルユニットに固定し、ノズルユニットのZ方向昇降ステージにあるプーリにベルトを引っ掛けました。 次に、機構の取り付け精度の調整作業です。 まず、ステージの水平度を出していきます。 ステージの高さ調整は、底部にあるネジの位置で決めればよいのですが・・・、 困ったことに、水準器が工具の中から見つからない。 とりあえず応急処置として、手動でノズルユニットをステージ上の四隅に移動させ、 その4箇所でステージ上面とノズル先端の距離を測って、等間隔になるように調整しました。 最後に、原点位置を合わせます。 ルナヴァーストは、ステージの角っこをXY方向の原点に設定するように決められていますが、 Z方向原点は、ノズル先端とステージがギリギリ接触するところになります。 恐る恐るノズルを下げていき、ここだという場所で止めます。 で、この場所でZ駆動ユニットがリミットスイッチに反応するよう、 スイッチ位置を調整しました。 ハード的には、コレで完成。 作業自体は単純なのだけど、とてもハラハラしました・・・。 さっそくPC上のソフトでプリントを開始! (PC上のソフトの設定で長時間右往左往しましたが)無事プリント完了! 一応、ソフトのサンプルプログラムに入っていたロボットなんですが・・・ ぐにゃぐにゃ(笑) 勿論、プリンタの性能の限界という事あるようですが、 ノズルの移動速度や温度設定は、PCで自由に変更できるので、 パラメータを変えていけば、さらに綺麗なプリントができるかもしれません。 さて、これでTAKE-SPACEにも遂に3Dプリンタが工具として加わりました。 これからは、3Dプリンタをワークショップの中の加工手段として組み込めないかどうかも考えていきたいです。 もちろん、個人の作品作りに利用して頂いても構いません。 活用案のアイデアがあればぜひ一声おかけください!